汎用スキーマ基盤技術 社外打ち合わせ議事録 ■日時 2005年01月19日(水) 13:00〜18:00 ■場所 独立行政法人宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部 新A棟2F ■出席者(順不同) 宇宙研) 松崎様、田村様、周東様、馬場様 セック) 中本、川口、平間、小林(記) ■配布資料 宇宙研) 1) Re: ums meeting 20050119 agenda、他 2) umsCodeGenerator rev0.3 beta 説明資料 セック) 3) VOTable について 4) VOTable 既存ツール/アプリケーションについて ■議題 1.ライセンス 2.仕様書に張り込むためのスキーマ、他 3.TableTools 4.試験データ作成ツール 5.その他 -------------------------------------------------------------------------- ■決定事項 - TableTools のターゲットとしては、umsCodeGenerator をベースに、各種言語、 データフォーマットに機能拡張させていく方針とする。 -------------------------------------------------------------------------- ■A/I一覧 【セック】 [S-1227-01] VOTable について、既存のツールにどのようなものがあるか、調査 する。 -> 配布資料 4) に調査結果をまとめた。クローズとする。 [S-0119-01] Java/Text 版の umsCodeGenerator について、ソースレビューや動 作確認、機能追加を行う。 -------------------------------------------------------------------------- ■議事内容 1.ライセンス UMS 整備完了後(公開/配布時)のライセンス形態について確認を行った。 - 配布資料 1) アジェンダのとおり、Apache License 2.0 で今のところ問題は ないと思われる。 2.仕様書に張り込むためのスキーマ、他 以下について確認を行った。 ・仕様書に張り込むスキーマ ・ディレクトリ構造の記述 ・仕様書の記述 - UMS スキーマの仕様書表現は、自動生成できれば開発の効率化にもつながる。 配布資料 1) 内「仕様書に張り込むスキーマ」のとおりで良いと思われる。 - ディレクトリ構成の記述は、配布資料 1) 内「仕様書に張り込むスキーマ − ディレクトリ構造」に加え、パーミッションや所有者など、実際のファイルシ ステムに即した情報が表現できると良い。 -> 環境構築(mkdir 実行)やバックアップなど、利用価値は高そうである。 - 仕様書は、配布資料 1) のアジェンダのとおり、Apache Forrest を使用して Web ベースで記述する。 -> ページ単位だけでなく、文書全体として pdf 化が行えると良い。 (機能としてはあるはず) -> 作成の際、XML エディタを使用した方が良い。 3.TableTools 3.1.VOTable とは VOTable の構造や関連ソフトウェアについて確認を行った。 - VOTable の構造については、配布資料 3) を参照。 - VOTable 関連ツールやアプリケーションについては、配布資料 4) を参照。 -> パーサから解析ツールまで色々揃ってはいるが、用途に応じて、研究者が 独自にプログラムを作成することも多い。 3.2.ソースコード生成ツール(umsCodeGenerator)レビュー 配布資料 2) のレビューを行った。 - 文字のエスケープ処理など、XSL だけでは処理し切れないものがあり、それら については Java で処理を追加している。 - decoderSub は入力データのパースを、readerSub はパースされた後のデータ のハンドリングを、それぞれ行うメソッドである。 -> decoderSub に指定したメソッドは自動生成される。 readerSub の方はユーザが自分で定義する。 -> メソッド名(method、function、など)は固定でも良いのではないか。 - XSL スタイルシートは、C、Perl、Java 全ての定義を含むものを作成したが、 個別に作成した方が効率的かと思われる。 3.3.実装範囲検討 今回開発の実装範囲について検討を行った。 - TableTools のターゲットとしては、umsCodeGenerator をベースに、各種言語、 データフォーマットに機能拡張させていく方針とする。 - umsCodeGenerator の拡張としては以下が考えられる。 -------------------------------------------------------------- フォーマット 言語 備考 -------------------------------------------------------------- Text C、Perl、Java、C++ C、Perl、Java は既に存在 XML C、Perl、Java、C++ VOTable C、Perl、Java、C++ -------------------------------------------------------------- -> 既存のものに対する機能拡張は配布資料 1) アジェンダを参照。 加えて、デコード側だけでなくエンコード側も処理できるようにしたい。 -> まずは Java/Text 版の umsCodeGenerator をターゲットとして、ソース レビューや動作確認、機能追加を行う。(A/I セック) -> XML 対応は、ステータスの遷移や分岐など、テレメトリ変換プログラムと 同様のアルゴリズムの導入が必要となる。 -> VOTable は、XSL などを使用して、(UMS が扱える)XML 形式に変換し、 通常の XML として処理しても良いと思われる。 4.試験データ作成ツール 試験データ作成ツールについて検討を行った。 - 今年度は概念設計のみ。来年度の開発を予定している。 - 試験対象としては、テレメトリの QL や搭載ハードを想定している。 -> モデルとしては汎用的なものをターゲットとし、来年度から特定の対象に 対して実装しつつ、汎用性の確保を目指していく方針である。 - 試験の自動化については市販製品も存在するが、主にプログラムそのものの妥 当性を確認するためのものである。 それが要求仕様に従っているかどうかは、判断できない。 - データの作成だけでなく、任意のタイミングで出力が行えるようにしたい。 -> 汎用のシミュレータのイメージに近い。 -> タイミングを記述できる Markup Language についても調査予定である。 -> 配布資料 1) 内「仕様書に張り込むスキーマ − ディレクトリ構造」は、 参考になるかもしれない。 - UMS の使いどころを含めて検討を進める予定である。 5.その他 特になし。 -------------------------------------------------------------------------- ■次回予定 未定。(2 週間後を目処に開催する) -------------------------------------------------------------------------- 以上